【まえがき】  気分転換に書いた。エノクミコトはホント書いてて楽しいわー  ……まぁ今回ほとんどバトルだけどな!  最近涼しいですね(タイトル)  それは昔話だ。  意地と誇りと闘志が剥き出しでぶつかり合った――激しい戦いの物語だ。      § 「うわあああああああああああ!!」 「ハルさーん!」  敵の火炎魔術に全身をまるこげにされ、ハル・スプグリグエルは地に倒れた。  エノクとミコト、そして仲間たちの前に立ち塞がるのは、三人の男女。かつて地上侵略を企てた大魔族ハディース卿の次女ルシアと、彼女の側近を務めるふたりの青年魔族。幾度となくぶつかり合ってきた強敵たちだった。  だが――今の彼等の顔は、エノクたちも見たことがないものであった。  冷たい眼差し。鬼気迫る表情。そして、みなぎる気迫。  エノクたちは直感する。  彼等との長い戦いに――……ついに、決着の時が訪れたのだ。 「――いくぞ!」  まず前に出たのはルシアの側近のひとり、武闘派魔術師のグラハム・サザだ。  グラハムが呪文を唱え終わると、その両手に灼熱の塊が出現する。ハルを焼き殺した得意の火炎魔術だ。魔導師より直に教えを受けた始祖魔術師のひとりである彼は、何度となくその炎でエノクたちを苦しめてきた強敵だった。 「く、させない!」  炎には炎。対抗しようとイフリートを召喚しようとするエノク。今のエノクの力ならイフリートで十分に相殺することができるはずだ。だが、召喚獣を具現化させるには時間がかかってしまう。それまで、どれだけ相手の攻撃をいなせるか―― 「エノク君、アンタはすっこんでなさい!」 「ミコト!?」  だがエノクの考えなんて知ったことかと、グラハムを迎え撃つべくミコトが飛び出していく。当然、火炎魔術はミコトを標的に定め解き放たれた。ミコト・ヴィスウェンは卓越した戦士ではあるが精霊術とは無縁であるため、戦闘では殴る蹴るしかすることができない。そのため魔術師と戦う場合はいかに相手に魔術を使わせないかが重要となる。  つまり、すでに魔術を起動した相手に突っ込むなど自殺行為に等しいのだ。ミコト・ヴィスウェンは火炎魔術に対抗することはできず、新たな焼死体がひとつ出来上がる。  ――少なくとも、グラハム・サザはそう考えていた。  だが。 「うらああああああああああああああああああああああああ!!」 「な――!」  ミコトが振るう赤い長刀が、火炎魔術を斬り裂いていく。――否、より正確には、灼炎を吸収し取り込んでいく。斬り裂かれた炎をまといながら、長刀は赤く激しく輝いた。  赤熱炎天剣・緋火色焔。  グラハムは知る由もなかったが、ルーンセイバーに変わるミコトの今の愛刀は彼女の故郷に伝わる伝説の七星剣が参番刀であり、火炎を喰らい力とする能力を持っている。炎使いにとってはまさに天敵と言える魔剣だった。 「く――!」  迫りくるミコトに、グラハムは黒翼を展開すると大きく羽撃いた。空へと後退したのだ。  しかし―― 「あまい!!」  グラハムを追いミコトは跳躍する。マナで強化された肉体はミコトへすさまじい脚力を与え、空への追撃を可能とさせていた。 「これで、とどめえええええええ!!」  炎をまとった一閃がグラハムへと振るわれる。グラハムは舌打ちするとマナで翼を強化し無理やり空中で姿勢を変えた。物理法則を凌駕したそのありえない軌道に、さしものミコトも完全に獲物を捉えることはかなわない。  ――必殺のはずの一撃は、グラハムの胸を大きく斬り裂くだけに留まっていた。 「ぐぅ……!」  地上へ落ちるように落下すると、グラハムは膝をついた。無茶な飛行は翼に大きなダメージを与えていたし、斬り裂かれた胸は熱傷により流血こそしていないものの、見た目以上に深く鋭い。これ以上の戦闘は無理だった。 「グラハム!」 「……ああ、頼む」  もうひとりの側近――クリストフ・ジオはそんな相棒に駆け寄ると、得意の治癒魔術を起動させる。淡い光がグラハムを覆い、見る見るうちに胸の傷が癒やされていく。 「あー、そういやそんな奴がいたわ、ね――!」  させじと追撃を試みるミコト。  そんな彼女の前に立ちはだかったのは、金髪赤目の少女――ルシア・ハディース。かつての魔姫は、細剣を武器にミコトへと襲いかかる――! 「はぁ――!」 「ち、この……!」  細剣による突きの連撃は、鋭く速い。マナを攻撃に転化した力押しが得意なミコトとは正反対の、洗練された剣技だった。  加えて―― 「唸れ、吹け、荒れ狂え、風よ!!」  呪文とともに細剣を介して風の魔術が解き放たれる。竜巻のようなソレはミコトを飲み込むと、緋火色焔がまとっていた炎を消し飛ばしていく。ミコト自身も吹き飛ばされそうになるが、足にマナを込め、踏ん張り耐えた。  ボサボサになった髪を軽く整えながら、忌々しげにミコトは呻く。 「……やるじゃない」 「私は負けるわけにはいかない。姉上と同じ――裏切り者などに!」  その赤い視線の先には、エノクの姿。  姉姫ファネス・ハディースと同じく『召喚術』という奇跡のような才能に恵まれたこの少年は、しかしその力を祖国ではなく敵国のために役立てている。  絶対に、許すことはできない。  憎悪の眼差しの先にいるのは、エノクか。――それとも姉姫か。  だが、そんな怒りをミコトは鼻で嘲笑った。 「はん! 裏切り、裏切りうっさいわね。アンタらが小悪党だから、みんな離れてくだけでしょーよ!」 「何を――」 「誰かを傷つけることしか出来ないような奴らに、エノク君が力を貸すはずないって言ってるのよ!」  魔界から事故で地上に飛ばされたエノクは、数々の冒険と戦いを経て地上を愛した。そこに住む人々を愛した。それはファネスも同じだろう。地上侵略を望んだ父へと反旗を翻したのは、勇者アルフと出会い愛を知ったからだ。  愛は……偉大だ。  誰かを信頼し、好きになるということは、世界さえ変えてしまうのだから。 「知ったようなことを……!」 「知ってるのよ。アタシはね!!」  ミコトは再び剣を構え、突撃していく。動揺からかルシアの動きは一瞬遅れ――その一瞬が致命的だった。気がつけば眼前にはミコトの姿。わずかなスキさえ見逃さず、ミコトはあっという間に自分の間合いに持ち込んだのだ。 「く――!」  振るわれるミコトの一撃を、慌てて細剣で迎えうつルシア。だがその判断は間違っていた。七星剣――地上最強の刀剣のひとつである緋火色焔を、いくらマナで強化しようとも細剣ごときで受け止められるはずがない。  刃金と刃金はぶつかり合い、ひときわ激しい火花が散る。  直後、細剣は半ばからへし折られていた。 「――っ!」  せめてもの牽制に、ルシアは使い物にならなくなった細剣の柄をミコトの顔へと投げつける。これで相手が怯んでくれればそのスキに離脱が可能だ。このまま紅のシスターの間合いに囚われ続けることは、即、死につながるとルシアは肌で感じていた。  だが、ミコトは動じない。  避けることなく柄を額で受けきると、そのまま勢いを殺さず緋火色焔を振りかぶる。ルシア・ハディースを焼き斬るための、必殺の一撃だった。 「――」  ルシアは、迫りくる斬撃をただ、見つめる。  最期の光景を――自らの命を焼き尽くす一撃をしっかりと命に刻みこむように、静かに、見つめていた。  どん、  ふいに衝撃とともに視界が暗転する。誰かに突き飛ばされた。そのことを理解したルシアは慌てて振り返って――言葉を失った。  ルシアの命を奪うはずだった渾身の一撃。  それは、彼女をかばうために飛び込んできたグラハムの体を、深々と斬り裂いていた。 「……こいつ」  額から血を流しながら、ミコトは忌々しげに眉根を寄せる。  肉と骨を断つ感触。命をそぎ取る感覚に、ミコトはひとつの命の終わりを感じ取った。  なのに―― 「うるああああああああああああああああああ!!」  グラハムは吠える。  いつ死んでもおかしくない体で咆哮し、その全身から魔術の炎を吹き出した。まるで末期の炎。命を燃焼させるかのように溢れだす炎の渦は、戦場を呑み込むように広がっていく。 「バカが――! それは効かないって言ってるでしょ!!」  緋火色焔は容赦なく最期の炎を吸収し力としていく。そして、遠慮なく振るわれた斬撃は炎の衝撃波となり、今度こそグラハムを地に沈める。  やがて、炎は静まっていき――  そこにはすでに、ルシアとクリストフの姿はなかった。 「――」  ミコトは知る。  グラハムは自分の命を犠牲にして、主君と相棒を逃したのだ。 「ちっ――」  不快げに舌打ちをするミコト。  そのグラハムは、体をほぼ真っ二つに両断され全身を焼け焦げさせながらも、かろうじで生きていた。絶え絶えの呼吸に合わせ、わずかに胸が上下している。だが――それもすぐに終わる。放っておいても死ぬだろう。  だが―― 「……」  ミコトはグラハムへと剣を向ける。  低く、静かな声で、好敵手へと語りかけた。 「大した奴ね。……いい戦いだったわ。だから、きちんとアタシの手で終わらせてあげる」  大きく剣を振りかぶる。  ミコトのマナに反応し、緋火色焔は炎をまとった。  と――その時だ。 「や……やめて!」 「あん――?」  悲鳴にも似た叫びとともに、ひとりの少女がグラハムにすがりつく。金の髪は乱れ、赤い瞳からは涙を流し、ぐちゃぐちゃの表情でミコトを見上げるのは――誰であろう、逃げたはずのルシア・ハディースであった。 「……」  ちらりと彼女が走ってきた方向を見れば、苦渋に顔を歪めるクリストフの姿もある。  結局――どちらも、グラハムを置いて逃げることができなかった、というわけか。 「――バカね」  呆れたようにミコトはため息をついた。 「コイツが何のために命を張ったのか、理解できてないのかしら?」 「知ってる! 知ってる!! でも、それでも――私は……!!」  ぎゅっと、一際強くすがりつく。 「私は、彼を見殺しにはできない!!」  ルシアは父の愛を一身に受けていた姉姫と違い、誰からも愛されることのなかった捨てられた姫であった。そんな自分に、今までずっと付き従ってくれたのがグラハムとクリストフ。彼等はすでにルシアにとってかけがえのない存在となっていた。 「そう。そっか」  ミコトは静かに瞳を閉じる。  深く、大きく、一度だけ呼吸をすると―― 「じゃあみんな死ね」  遠慮無く、緋火色焔を振り下ろした。      § 「こうしてアタシの大活躍で世界に平和は訪れたのでしたとさ。めでたしめでたし」 「なるほど。悪は裁く。素晴らしい戦いだった」 「いやいやいや」  感心したように頷く光浄蝶ソフィアに、エノクが全力で首を振る。 「ミコトの話、間違ってますから。かなり色々と間違ってますから!」 「――そうなのか?」  首を傾げるソフィア。 「そうなの?」  同じく首を傾げるミコト。 「……君ねぇ」  エノクはジト目で伴侶を見つめる。  天界――太陽の塔。  いつも通りフラフラとエノクの部屋に遊びに来た光浄蝶ソフィアに、ミコトがおもむろに話しだした過去の戦いの武勇伝は――……なんというか、エノクとしては色々と突っ込みどころ満載の代物であった。 「うーん、だいたいあんな感じだったと思うんだけど。どっか間違ってたっけ?」 「最初っからだよ! なんでいきなりハルさん死んでるのさ?」  エノクたちの冒険で常にリーダーを務めた銀髪の青年ハル・スプグリグエルは、激戦を最後まで戦い抜いている。今は勇者アルフの元、騎士隊の大隊長として後進の育成にあたっていると先日来訪したナッツ・トゥビエルは語っていた。 「あれ、殺してたっけ、アタシ?」 「……ホント、後先考えずに話を組み立てるよね、ミコトは……」  エノクは大きく肩を落とし、これみよがしにため息をついた。 「てかさ、アイツら結局どうなったんだっけ? なんかブチのめしたような記憶だけはあるんだけど……」 「ナッツさんが言うには、ファネス様の下で教会の一員として頑張ってるそうだよ」  ルシアとふたりの側近はエノクたちと全力でぶつかり合った後に、和解。教会に保護された。その後の動向は天界に移住してしまったためにエノクは知らなかったのだが、ルシアは姉姫へのわだかまりも溶けたらしく、一から姉妹としての関係を築き直しているそうだ。  ずっと歪な関係だったファネスとルシア。  その溝を埋めるのは大変だろうが――ふたりがそう願うのなら、きっと、いつかは普通の姉妹のように笑い合える日が来るはずだ。 「ふーん。そうなんだ」 「……そこまで興味ないのに、よく武勇伝のネタにできたね」  呆れ気味に言うエノク。 「いやー、それがさ」 「ん?」 「アイツらに思ったことだけは、やたらハッキリ覚えてるのよね、アタシ」 「何を思ったの?」 「ん、それはね……」  エノクとソフィアが、興味深そうに見つめてくる。  ……なんだか、無性に恥ずかしくなってきたミコトであった。 「……教えない」 「えー、なんで、いいじゃない」 「教えないったら、教えない!!」  ぷいっと、ミコトはそっぽを向く。  その頬はほのかに染まり――ムスッとした顔は、だけど、とても幸せそうであった。      § 「私は、彼を見殺しにはできない!!」  すがりつくように泣き叫ぶルシアの姿に、ミコトはしばし考えこみ――小さく息を吐くと、静かに剣をおろした。  くるりと、踵を返す。 「……あ、あなたは――」  なおも警戒を解かないルシアに、ミコトは憮然とした口調で言う。 「傷」 「え――」 「まだ生きてるんだから。治せば助かるんじゃないの?」 「あ――」  目を瞬かせるルシア。  慌てて駆け寄ってきたクリストフが治癒魔術を起動させる。その輝きを視界の隅に捉えながら、我ながら甘っちょろくなったもんだとミコトは感心した。以前はただ弱さにしか感じられなかったこんな気持ちも、今では自然と受け入れられる。  その理由は―― 「ミコト……」  安心したように胸を撫で下ろすエノク。  ミコトはなんだかムカッときて、その頬をぎゅっとつねりあげてやった。 「い、いひゃい! 何するのさ!」 「ふん!」  鼻を鳴らす。 「さぁ、先を急ぐわよ! モタモタしない!」  肩を怒らせながら、ズンズンと先へ行くミコト。エノクにハル、仲間たちも移動を開始する。――その途中。ミコトは最後にもう一度だけ、ルシアたちを盗み見る。  そこには意識を取り戻したグラハムを囲み、涙を流し感情を分かち合う三人の姿があった。 「――まったくさ」  そんな三人を見るミコトの眼差しは――彼女にしては、優しいものであった。 「――……アンタらにもあるんじゃない。愛って奴がさ」  小さくつぶやかれた言葉は、誰の耳に届くことなく、消えていった。  おわり 【あとがき代わりのテキトー解説】 ・ルシアたちとの最終決戦  RPG編終盤、敵対していた神聖帝国の黒幕が魔界であったことが判明。エノクたちは魔界へと突入する。そして魔王城で三魔卿がひとり、ディカスティ卿と戦う――前に立ちはだかるのが、ルシアとふたりの側近なのであった。  ちなみに作中ではルシアたちは因縁の姉姫ファネスとは戦わない。というか戦えない。なぜならファネスが旦那とともにパーティに参戦してくれるのは、魔界での戦いが終わったあと、ラストダンジョンこと天界編でのみだから。まぁそのファネスもフラグ立て損なうと仲間になってくれませんけどね。 ・ルシア・ハディース  勇者アルフレッドとジェイルに敗れた三魔卿がひとり、ハディース卿の次女。つまりはファネス・ハディースの妹。「ルシア」という名前は元々はハディース卿につけた名前だったんだけれど、女の子っぽい名前って言われたり、魔族の命名法則が変わったりで持て余して、結局妹の名前になりましたとさ。  ちなみにRPG編の前作(という設定のアルフたちの冒険)ではルシア姫の名前はちっとも出てこない。てか存在すら臭ってこない。ぶっちゃけ続編で出てくる「後付けだよねこのキャラ」ってのが彼女のイメージソース。そして実際に後付けなのであった。 ・赤熱炎天剣・緋火色焔  せきねつえんてんけん・ひひいろほむら。せきねつまで打ったときの変換候補に関根勤が出てきてなんかイラッとする伝説の武器。ミコトの故郷である天下(夢幻の国)に伝わる七星剣と呼ばれる聖剣・魔剣の一振りで灼炎の魔剣。四番刀である蒼氷の魔剣――綺羅星剣・銀糸瑠璃水晶とは対になっており、大妖狐ミサハの日輪剣、月光剣の元ネタ。  緋々色金(=オリハルコン)で出来ており、マナ伝導率は100%。マナ伝導率とは武器をマナで強化した際の補正値。「攻撃力100:伝導率10」の武器に100のマナを流し込むと最終的に「攻撃力110」にしかならないけど、「攻撃力100:伝導率100」に100のマナを流し込むと「攻撃力200」になる的な、そんな感じ。 ・始祖魔術師  魔導王ソーサラーより直に教えを受けた最初の魔術師たちのこと。グラハムは火炎魔術、クリストフは治癒魔術を得意とする。ルシアは才能がなかったため魔術師ではない。  始祖魔術師は彼等以外にも大勢存在し、RPG編終了後に密かに魔術結社を組織し、その技を伝えていくこととなる。 ・シンフォニア教会  勇者アルフレッドがハディース卿から世界を救った後に立ち上げた。ジェイルにより語られた東方の異国(天下。夢幻の国)の八百万の神々への信仰を下敷きに、聖王国での精霊信仰を新たに体系化し、人々により広く、わかりやすく伝えることを理念としている。同時にファネスをはじめとした帰る場所を失った魔族たちの保護も行っており、ファネスの親衛隊は元魔界関係者が多い。  勇者の知名度もあり、聖王国から全面的な援助を受けて強大な組織へと成長中。RPG編ではいくつかの騎士隊を保有しており、エノクたちもハルを隊長としてその一翼を担うこととなる。  究極的には、人間、亜人、精霊、そして魔族の壁を超え、みんなで手を取り合い仲良く暮らしていくことを目的としている。その思いは激動の時代の中で失われるも、元ネタの夢幻の国では夜姫復活により、アルフたちの願い通りのカオスでステキな国が誕生するのでしたとさ。 ・光浄蝶ソフィア  天界の統治はだいたい部下がやってくれるんで基本暇人。ちょう暇人。ちょうだけに。働けといいたいが、彼女がやる気を出すとほぼ確実に事態が悪い方へと転がり落ちるので働いちゃダメ、ゼッタイ。