それは、2011年12月30日の事だった―― 「絵茶、実況、生きてるかぁ!?」「ああ、何とかな」 「コミケから出るぞ、気をつけろ!」 「こっちだぁ、ML」「何だこのモツ鍋はぁ」「とにかく入ってみようぜぇ」 「折角だから、俺はこのうどんを選ぶぜ!」 こうしてMLは「オフレポを書く権利」を手に入れた――― 2011年も終わりに近いその日、私(ML)の心はときめいていました。 何しろ4年半ぶりの東京、そして4年半ぶりのRPG最萌オフです。 前日は晴れていたのですが、その日はどうも曇り空。傘を用意して出かける自分の周到な準備に、自己陶酔の観すら抱いておりました。 新幹線に乗りこみ、スケブを開きます。 今回の最大の目標はそう、一人でも多くの人に「お土産」=自作絵を用意する事。 当日の朝に急遽思い立ったこの目標をなるべく達成するため、車内での執筆に至ったわけです。 しかしながら、思わぬ邪魔が入りました。 おりしもその日は公共交通機関が最も混雑する日の一つ。      隣 に カ ッ プ ル が 乗 り 込 ん だ の で す そのとき丁度かいていたのが某氏に捧げるエロス絵やグロス絵であったために、執筆の大幅な中断を余儀なくされてしまいました。 そうこうする内に会場へ到着。 前回同様、人並みに洗われながらコミケ内を巡回、と言うよりは後ろの人の邪魔にならないよう前に進むで精一杯という有様。 その後、散々迷ってようやく、絵茶で場所を告知して下さっていた、コミケ参加者の方と合流できた次第です。 人ごみも薄れ、いよいよ冬の寒さを含んだ風が、私とその方のいるエリアまで吹きつけ始めた頃、コミケ2日目終了の告知。 撤収のお手伝いを微力ながらやり、いよいよ合流の運びとなりました。 まずは東棟に集まったのは5人、お一方は一度別口に行って後から再合流との事。 西棟にもお三方が集われているとの事で、一路、ビッグサイトのロビーにて合流する事に。 そして合流。どこに行くか話し合う流れ。しかし様子がおかしいのです。 どうも話の中心になっているお二方の話が噛み合ってないご様子。 不肖ながら会話が飲み込めていなかったのですが早く移動したい某氏と、とりあえず場所を決めたい某氏という風に私には見受けられてました。 ここで某氏が「移動するよー」と号令をかけます。 しかしここでハプニングが。この号令が喧騒にて聞こえず、付いていった組と行かなかった組とに分断される運びとなってしまいます。 幸いすぐに合流したのですが、これからはコミケ帰りの混雑経路の連続。不安が付きまといます。 ここで、「傘」の出番がやってまいりました。 結局コミケ会場には一滴の雨も降らず、無用の長物と化した傘でしたが、これを上に掲げフリフリしていれば 周りの人から見分けやすい事に気付きます。 こうしてその後、オフ会の会場として決まったモツ鍋屋の会場に至るまで、私は混雑の中では傘をフリフリする事を 自分自身に義務付けたのでした。 駅にてさらにもう一方廃人と合流。合わせて8人でオフ会開催。後にもう二方合流して10人でのオフ会となりました。 ここからの記憶は楽しすぎてあまりはっきりと覚えていません。お酒の効果もあったでしょうか。 呑んで、喰べて、漫画について語り合ってたことは覚えています。 テラデインさんは自分の中ではまだ死んでいません。 そしてその最中に、お土産を方々に渡させていただきました。 力足らずな絵でしたがありがとうの言葉を戴き、こちらが恐縮してしまった次第です。 楽しい時間もあっという間にすぎ、終電を逃せない自分は先に帰る運びとなりました。 帰る直前、例の傘を忘れそうになりました。 別れて直後の電車内で新幹線駅を乗り過ごしました。 新幹線内に乗車券を忘れ、駅員さんに呆れられながら見逃してもらいました。 参加者の皆様、ありがとうございました! そして、夏のオフも頑張れ!!!!