「奈落の花」大☆反省会 第2回 ・・・ ファンタズマゴリア・水晶宮殿 ・・・ 大宮殿を中心に黒水晶で世界が侵食され、空が澱に覆われた現象。 最終決戦を前にした舞台の模様替え…とか言ったら身も蓋もないか。 でもラスボス復活→世界が闇に閉ざされる系の展開大好きなんよ… 戦国編原作じゃ2回も使ってるわさ。番外編のボス復活と最終決戦前で。ホント10年以上進歩ないな自分>< はい、そんなわけで今回は設定解説編です。 本編にそってキャラとか解説していくんで、時たまコレ系のネタが混ざりこんでくるかも。 というか本編中で誰一人この現象を正確に理解してないし、 地の文とかでも漠然としかフォローしてないという全力で投げっぱなしジャーマンなんだよね… まぁ、その辺は「考えるんじゃない、感じるんだ」で流しちゃえばいいんですけど、細かい設定でいえば、 奈落の花を1.1倍楽しむテキスト http://air.x0.to/up/src/sm6063.txt でフォローしてたりします。 伊達に1.1倍楽しむテキストじゃないぜ!! > ■ 惡兎臣フォルトゥーナ ■ > 能力のほとんどを黒化阻止に使ってるから実際は能力全てが使用不可。 > > ・ファンタズマゴリア > 一定範囲の世界のエーテルを書き換える。 > 効果範囲を広げるほど書き換え可能な情報は減少する。 > >   コマンド選択型。 >   戦闘マップを任意の特殊マップと入れ替える。一度の戦闘につき一回だけ使用可能。フォルトがやられても解除はされない。 >   特殊マップにはそれぞれ特別な効果がある。 >   火山地帯だと地面(特定のマス)から炎が吹き出て上にいるキャラに大ダメージとか… >   氷雪地帯だと寒さで毎ターン小ダメージ受けるとか… >   水晶宮殿だと毎ターンNPCの味方増援が出てくるとか… …ええ、はい。上記の通りなわけです。 黒化前は余力がなかったので使えなかったスキルが、天秤の傾きと共に解放されて暴発した感じなわけですな。 エーテル(世界の設計図)を書き換える力で生まれたのが水晶宮殿。 効果は第三者を水晶の中に取り込んで精神汚染で溺死させようとしたり、味方NPCこと泥人形作ったり。 泥人形ですが、これも魔王たちが適当な考察していますが、 その正体は「成仏できずに彷徨っている怨霊を受肉させたもの」となります。 冥帝ヘルの以下のスキルと似た感じですな。 > ・死者蘇生(ネクロマンサー) > 死者の骨や肉体に刻まれた生前の情報を元に魂、精神、肉体を再生し、仮初めの命を与える。 > その性質上、精神生命体を蘇らせることはできない。骨とか残らないし。 > 生前情報は時間と共に加速度的に劣化するため、死体は新鮮であればあるほど生前に近い姿と力で蘇生される。 > この能力で蘇生された後死亡しても、偽りの肉体と精神と魂が霧散するだけであり、輪廻転生の輪に魂が還ったりはしない。 死者の肉や骨など、物理的な媒介から死者を蘇らせるのが冥帝のスキルですが、 水晶宮殿に付随するこの蘇生法(フォルトのスキルではなく、あくまで水晶宮殿が起こす現象です)は、 怨霊、つまり精神的な媒介から死者を蘇らせます。精神生命体も怨霊になってればもちろん効果対象内です。 でも所詮怨霊なので、生前のマトモな情報などはなく、 器として泥を使っていることと合わさって、不恰好な泥人形の出来上がりとなるわけですな。 ちなみに魔王と暴王の戦いはスキル使いまくりなんで、「奈落の花を1.1倍楽しむテキスト」を読むとちょっと背景が分かりやすくなるかも。 精霊王に比べて魔王が地味、と感じた理由のひとつが、構想段階で魔王と暴王を戦わせた結果だったり。 いや漫画ならスキルなくてもDBみたいな感じで盛り上がれそうなんだけど、文章だとなんか個人的に面白くなかった>< それにしても、後付って本当に素晴らしいですね!!! 設定厨のくせにどんだけいい加減なの自分。 あと後付ついでにヘルたちが魔界統一するために先住民族の降魔たちと戦う短編とか思いついたけど、多分書かない。 以上、設定解説でした。 次回はまたキャラについてあれこれ語るターンかなぁ… 余談・奇跡でもなんでもないただのファンタズマゴリア。 暴王から堕兎臣になった後、澱の空の向こうから覗いたのは青空ですが、これもファンタズマゴリアのせいです。 闇の国のエーテルが、フォルトの精神を反映して一部書き換えられたわけです。マジで見も蓋もねぇ。 超余談・エーテルとエーデルが紛らわしい。