<<読めない子>>支援 …というより発掘した放置設定の供養用メモ ※注意:意外に長い上ヤマもオチも意味もないよ! ■場景  薄暗い石造りの神殿の最奥を、長衣を纏った黒髪の青年が足音を潜めて進む。  彼が求めるのは、神殿の長の秘蔵の宝。  ようやく得たささやかな好機に、焦りと期待を滲ませてその足取りは速い。  視界に小さな灯りが映り、青年は壁に身を潜める。  手燭を携えた小柄な人影がゆっくりと近づいて来る。    簡素なドレスに長い銀髪を流した少女を認め、青年はその前に歩み出る。  儀式の際に遠く見た、大仰な装飾と白衣に包まれた姿とは印象が異なるが、  彼女こそ、彼が探していた人物に間違いない。    「あなたは誰?」  微かに震えながらもよく通る声だ。神に届くと謳われた、あの声。  青年は問いに答えず、微笑みを浮かべる。  「あなたに頼みがあって来た。   清音鳴御霊神言子、ただひとりの真の巫(みこ)よ」 ------------------------------------------------------------------------- 厨ネーム乙>< 「さやねなるみたまのみことご」って読むんだってよ! 小学生時の落書を高校時にリメイクした形跡のある黒歴史です。 簡単にまとめると、  サラブレッドシャーマン少女が偽装シャーマン青年に出会う話。  …出会ったところで終了してるから困る… 以下、珍しくまとまった設定文が出てきたので多少翻訳しつつ転載。 苦行レベルの文章力かつ痛名オンパレードなので、よほど暇じゃなければ読まないのが吉。 ------------------------------------------------------------------------- ■清音鳴御霊神言子の物語 神殿で育った13歳の少女。 現在においては、もはや十人もいない神降ろしの巫の内、最も若く適性のある者。 基本的に素直で優しい性格。 神殿の奥で、ごく限られた人間のみと接して成長してきたため、 書物や口伝の知識は深いが精神的には未成熟な面もある。 神を体に宿し、その言葉を伝える「巫」の能力は 遺伝とは無関係に現れると言われる。 ある時、一人の男がこの説に疑念を抱いた。 神に仕え、純潔を絶対とする巫が子を残すことはほとんどない。 近年巫の資質を持つ者が激減していることは、 もしやこの掟によるのではないだろうか? 彼は、巫がいなくなってしまうことを大変に恐れていた。 そして、この推測に取り付かれて悩んでいたとき、 神殿内で逢引をする一組の男女を見た。 巫にとって、恋愛は最も重い罪のひとつである。 神殿の長である彼には、二人を罰する義務があった。 しかし彼はつい、人を呼ぶ代わりに二人の話を聞こうと考えた。 二人は、まだ修行中の若い巫だった。 律を破れば巫にはなれぬ上、その罪と恥は家族にも及ぶ、と諌めると、 青年は沈痛に知っている、と答えた。 聞けば、彼の親も優秀な巫でありながら、恋故に神も家も捨てたのだという。 その時、共に逃げた相手もやはり巫だった。 その話を聞きながら、神殿の長はもはや誘惑に抗うことが出来なかった。 「ひとつの条件を飲むならば、二人の罪を隠した上で、  その生活を保護し、二人で暮らせるようにしてやろう」 二人は条件を尋ねる。 それは、二人の子を、彼に引き渡すことだった。 二人は彼を信じ、その申し出を受ける。 早穂田祈子(さおたのいのりこ)(俗名:千花(ちはな)) 猛炎速比古(たけおのはやひこ)(俗名:明良(あきら)) の二人の若き巫は、生まれた男の子と女の子に、それぞれ 水魚(みずお)、天鳥(あとり)と名付けた。 二人とも、銀色の髪と青い目をした赤子だった。 天鳥が望まれて、神殿の長に連れて行かれた。 神殿の長は、彼のもつすべてでもって、最高の巫に育て上げた。 彼の教育に応える天鳥の生得の才能は疑うべくもなく、 彼女はわずか3歳で最初の神降ろしに成功した。 彼女が10歳で披露目を迎えるまで、彼女は二人の人間しか見たことがなかった。 神殿の長ともう一人、鳴滝山神比売(なるたきのやまつみひめ)という巫が、彼女を育てた。 この巫も一度神降ろしを成したことがあり、そこを買われて養育を任せられた。 披露目の際、天鳥は神殿の長より、清音鳴御霊神言子の名を享けている。 彼女の美しい声を愛で、また神の言葉を伝える巫としての願いをこめた名だった。 ■沙霧の血脈 沙霧という女がいた。 彼女自身は一生を市井で過ごしたが、その血には遺伝する巫の資質が潜んでいた。 彼女の夫は早くに亡くなったが、その間には一人の娘がいた。 名は真緒。後の月羽音比売御子(つくばねのひめみこ)である。 真緒は亡夫の両親によって育てられることとなり、沙霧は娘を残して家を出た。 その数年後に再婚。幸福に暮らすうち、娘も一人生まれる。 名は千花。後に早穂田祈子と呼ばれる。 真緒は母のことも妹のことも知らされずに育つが、 千花は姉の存在を母から聞かされる。 しかし、この姉妹が出会うのは、二人が成長した後のことになる。 ■深夜城の物語 深夜城神人(みやつきのみひと)  神と巫の間に生まれた半神。  父に会うために必要な真の巫を見つけるために、自ら巫となる。 神の肉体は人には視えず、物理的な質量もない。 しかし、その肉体が存在しないのではない。 人の肉体は空虚で固く、神の肉体は濃密で流動的である。 巫たちは、その体に神を降ろし、神の意思に預けることで 神の言葉を人に伝える。 深夜城は巫にはなれない。 彼は半神であり、人の体と神の体を併せ持つ。 彼の体には、神を受け入れる隙間がない。 生まれながらに、人の空虚を神の肉が満たしている。 巫として神を降ろしていると見せかけて、 彼は自らの言葉を語っている。 彼の母である月羽音は、 有望な資質の持ち主として幼い頃から神殿で修行をしたが、 神を降ろすことができなかった。 彼女が年頃になった時、神殿は巫として大成する見込みが 薄いことを告げ、彼女は神殿を出た。 しかし彼女は諦めず、ついに神降ろしを叶える。 そして、深夜城が生まれた。 極めて優れた感能力と強い心身を持つ巫が、 神の子を宿すことは、往時には例のないことではなかった。 しかし、その時代既に神の子の存在は伝説と化していた。 半神どころか、神の言葉を歪めずに伝えられる真の巫さえ 滅びに瀕している――そんな時代が既に訪れていた。 月羽音は生まれた子に「深夜城」の名を捧げ、 誰にもその存在を知らせず、「神人」と呼んで仕えた。 そして深夜城が8歳になった時、月羽音は山賊によって命を落とす。 母を失う悲しみにより半神の力に目覚めた深夜城は、 その場で母の仇に呪いをかけ、復讐を果たした。 しかし深夜城は、自分の力、父の意志、そして神の存在に 疑問を抱くようになる。 「神とは、本当に天地の掟を定め、人の道を正す存在なのだろうか?  もしそうならば、なぜ母は死ななければならなかったのか?  そして……私はいったいなんなのだろう?」 自分が父に会うためには、巫の力が不可欠であると思い立った彼は、 自ら神殿組織の一員になる。 しかし、予期した以上に本物の才能を持つ巫は少なく、 その探索は長い時を費やすことになる。 ■年表 ・沙霧(18)、高木(たかき)(20)結婚 ・沙霧(19)、真緒を出産 ・高木(22)病没、沙霧家を出る ・沙霧(25)、弓人(ゆみひと)(30)と再婚 ・沙霧(27)、千花を出産 ・真緒(10)、巫の才を見込まれて神殿入りする ・真緒(13)、修行を終え月羽音比売御子を被名 ・千花(10)、神殿入りする ・月羽音(20)、妹とは知らずに千花(12)に出会う ・月羽音(20)、神殿を出る ・千花(13)、早穂田祈子を被名 ・月羽音(21)、神降ろしに成功し、身籠る ・月羽音(21)、男児を出産。深夜城神人と名付ける ・早穂田(15)、幼馴染の明良(猛炎速比古)(16)と神殿で再会 ・早穂田(17)と猛炎(18)の件が神殿の長に知られ、保護を受ける ・千花(18)、水魚と天鳥を出産 ・月羽音(29)殺害される ・深夜城(10)、神殿入りする ・深夜城(13)、天海出日子を被名 ・天鳥(10)、その存在を初めて公にされる。清音鳴御霊神言子を被名 ・清音(13)、深夜城(18)に出会う ------------------------------------------------------------------------- 開始に辿り着いて満足する傾向が顕著に表れている放置事例です… メイン2人のシーンは冒頭の出会い以降、さっぱり記憶にない。多分考えてない。 いろいろあるけど、全部つっこむのはもう諦めた>< ・13歳だったのかよ!見えねえよ!>当時の絵(既出)http://p.pita.st/?ohdfbc9f ・タイトルは未定。未定だったことにして葬りたい。 ・「巫」は女性のシャーマンを意味する漢字ですが、  ここでは男女の区別なく使っています。 ・漢字こてこてだけど、世界イメージは東西折衷な適当ファンタジー。 ・神様って結局何?幽霊?宇宙人? ・視えない異生物が神様、という黒歴史が他にもあった気がする。好きなのか。 ・神っていっぱいいるっぽい。 ・男のイヤボーンか… ・半神ってチート臭いけど、意外とあんまり便利じゃなさそうだった。  神成分が人間成分から出られないっぽい。 ・自分の黒歴史の男女双子率が異常。 読んじゃった方、お疲れ様でした>< 供養にお付き合い頂き、感謝いたします… -------------------------------------------------------------------------